雨宮蒼泉☔️中国語翻訳ブログ

中国語翻訳しつつ、時々語学に関する雑記を書こうかなと思います

荘子・応帝王 第二章

肩吾拜会隐士接舆。接舆说:“往日你的老师日中始用什么来教导你?”肩吾说:“他告诉我,做国君的一定要凭借自己的意志来推行法度,人们谁敢不听从而随之变化呢?”

接舆说:“这是欺诳的做法,那样治理天下,就好像徒步下海开凿河道,让蚊虫背负大山一样。圣人治理天下,难道去治理社会外在的表象吗?他们顺应本性而后感化他人,听任人们之所能罢了。鸟儿尚且懂得高飞躲避弓箭的伤害,老鼠尚且知道深藏于神坛之下的洞穴逃避熏烟凿地的祸患,而你竟然连这两种小动物本能地顺应环境也不了解!”

 

肩吾が楚の隠者の狂接輿に会った時のこと、狂接輿が尋ねた。

「先日、中始は君に何を話したんだい?」

肩吾、「中始はこう言いました。『人の上に立つ君主が、自ら常法・規範を作っていくのなら、どんな人でも服従し教化されるはずだ』と」

接輿、「それは偽物の徳だ。そんなやり方で天下を治めようとするのは、ちょうど大海を歩いて渡り、大きな川を鑿で掘り開こうとしたり、蚊に大きな山を背負わせようとするようなものだ。一体、聖人が何かを治めるという時は、自分の内面を治めるのであって、外界を治めるようなことはしない。自己の内面を正しく治めていれば、やがてそれが自ずから常法・規範となって世に行われるものなのだが、聖人とは、こういうことをしっかりなしうる者に他ならない。それに、鳥は高く飛んで、射ぐるみの害を避けようとするし、ハツカネズミは社の祭壇の下深くに巣を作って、燻り出し・穴掘りの災いを避けようとする。君だってこれらの動物のことを知っているだろう。これと同じように人々はもうすぐ中始の政治の災害から逃げだすだろう」